イングランドの北部の都市ノッティンガムのブリュワリー・Hardys & Hansons社は、1832年からの174年間の歴史があったが、2006年にGreene Kingという今拡大中の大手ビール会社に買収された。
今日、CAMRAから毎月届く機関紙Whats Brewingを見ていたら、Greene King社は、それを、サニタリーのメーカーAlif Groupに売却すると発表。ビール通のブログを読むと、工場の跡地をホームセンターのような販売所にするのでは、という悲しい見方もあった。
http://allgatesbrewery.com/allgates-brewery-blog/2010/12/greene-king-sells-hardy%E2%80%99s-and-hansons-brewery/
昔からの地元のエールを支える工場がホームセンターに・・・。統廃合が進み、伝統的なビール工場が次々と買収されたり、ブランドそのものがなくなっている、という現在のイギリスのビール事情を良く表している・・・。
Hardys & Hansons社のエールファンだった僕は、ひたすら悲しい。ノッティンガムの友人と悲しみを分かち合おうと思う。
【工場訪問記】
http://www.geocities.jp/terryspub/Kimberley/kimberley.html
2000年に1泊した、その元工場のすぐ向かいにあるこのパブは、今でもちゃんとあるみたいで、ほっとした。
【当時の訪問記】
http://www.geocities.jp/terryspub/Bestpub/Nelson/Nelson.html
【現在】
http://nelsonandrailway.co.uk/index.php?option=com_content&task=view&id=5&Itemid=5
→看板が違うので、経営者が変わったのだろう。店名と電話番号は変わらないのは、地元になじみがあるからだろう。
パブもビールも、永遠に同じなんてありえない。
とは思うのだが、ノスタルジックな気分になってしまうのは、まるでイギリス人だな・・・。