・・・ってもう1ヶ月も経っているよ、2011年。
昨日までの5日間、不思議な体験をしました。
仕事上の必要があって、統計学概論の集中講義を受講しました。10:00〜16:00までの講義の後は出社し、たまった仕事を終電までに片付ける、という生活を5日間送ったら、さすがにへとへとになった。
もともと、数学は5段階の3までしかとったことがないほど大の苦手。それでも大学入試ではいちばん伸びしろがあったので、猛勉強し、センター試験では何とか96点とったものの、試験が終わったらすぐに教材を全部捨てた。見るのもいやだった。それ以来、数学や理系は自分には縁がないものとして、どちらかというと「言葉」を大事にして生きてきた。「言葉」こそ、人生を豊かにし、人を幸せにできると思ってきた。
今回、合計20時間の統計学の講義の中で、昔習った、関数やΣ、行列、ベクトルなどが次々と出てきた。高校時代は「こんなの、何の役に立つんだろう??」と思っていたことの答えが、20年後にやっと分かった気がする。
数学や統計によっても、人を幸せにできるんだ。
この公開講座は、毎年あるみたいですよ。
→統計数理研究所の公開講座
受講していた100人の中では一番理解度が低かったと思うけど、落ちたウロコは一番大きかったんじゃないかな、って勝手に思っています。