週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

トニーパーソンズの3冊

Tony Parsonsというイギリスの作家(1955−)を3冊続けて読んだ。一冊目を手にしてから、ロンドンライフの描写が楽しめるので、3冊まで読み進んだが、ひとまず終了。ロンドンライフに浸ったり、軽快な恋愛ものが読みたいときはオススメです。

ビューティフル・ボーイ

ビューティフル・ボーイ

ビューティフル・ファミリー

ビューティフル・ファミリー

そして、愛する彼女のために

そして、愛する彼女のために

僕は、3冊とも何だかパターンが同じだな、と思ったので、3冊目には、Amazonにこんなレビューも書いてしまった。
ビューティフルボーイ、ビューティフルファミリーの後に読んだので、読んでいるうちに、何かパターンがわかってきてしまい、案の定、ラストは前2作と似ている。肝心な、ラストに現れる女性についても、主人公に対する心情の変化が読めず(それ以前に彼女のキャラがよくわからない、ほかの登場人物も、書き散らかしているだけの感がある)、自分にとっては3作のなかでは最も不満が残る。それでも、かつてイギリスに住み、香港にいつか行ってみたいと思っている自分にとって、ロンドンや香港ライフの描写は楽しめ、あとは「海には魚がいっぱいいる」などの、イギリス独特のことわざや言い回しが楽しめたのはよかった。ま、エンターテインメントと割り切れば、十分楽しめます。
(以上Amazonのレビューから転載)

3冊目の167と330pに出てきたことわざ[there are plenty of fish in the sea]
http://ejje.weblio.jp/content/there+are+plenty+of+fish+in+the+sea は、イギリスのホストマザーがまさに失恋した僕を励ますために言ってくれていた言葉だ。これと本の中で出会えて、何だか嬉しかったと同時に、このダメ男主人公に親近感を持った。

映像が浮かんでくる描写が多いので、どれも映画になりそうな話。誰か映画化してほしいなぁ。