Tony Parsonsというイギリスの作家(1955−)を3冊続けて読んだ。一冊目を手にしてから、ロンドンライフの描写が楽しめるので、3冊まで読み進んだが、ひとまず終了。ロンドンライフに浸ったり、軽快な恋愛ものが読みたいときはオススメです。
- 作者: トニー・パーソンズ,小田島恒志,小田島則子
- 出版社/メーカー: 河出書房
- 発売日: 2003/05/23
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- 作者: トニー・パーソンズ,小田島恒志,小田島則子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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- 作者: トニー・パーソンズ,小田島恒志,小田島則子
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ビューティフルボーイ、ビューティフルファミリーの後に読んだので、読んでいるうちに、何かパターンがわかってきてしまい、案の定、ラストは前2作と似ている。肝心な、ラストに現れる女性についても、主人公に対する心情の変化が読めず(それ以前に彼女のキャラがよくわからない、ほかの登場人物も、書き散らかしているだけの感がある)、自分にとっては3作のなかでは最も不満が残る。それでも、かつてイギリスに住み、香港にいつか行ってみたいと思っている自分にとって、ロンドンや香港ライフの描写は楽しめ、あとは「海には魚がいっぱいいる」などの、イギリス独特のことわざや言い回しが楽しめたのはよかった。ま、エンターテインメントと割り切れば、十分楽しめます。
(以上Amazonのレビューから転載)
3冊目の167と330pに出てきたことわざ[there are plenty of fish in the sea]
http://ejje.weblio.jp/content/there+are+plenty+of+fish+in+the+sea は、イギリスのホストマザーがまさに失恋した僕を励ますために言ってくれていた言葉だ。これと本の中で出会えて、何だか嬉しかったと同時に、このダメ男主人公に親近感を持った。
映像が浮かんでくる描写が多いので、どれも映画になりそうな話。誰か映画化してほしいなぁ。