週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

イギリス系のHeavyな4本

今回から、新しいカテゴリを。実は、僕は一度観た映画を、数年後に見るとけっこう忘れていたりして、クライマックスまで見て初めて「あれ? これ見た気がする」と言い出し、よくツマに馬鹿にされる。一度見た映画くらい覚えておきたいという情けない理由で、始めることにします。

9月は、イギリス系を4本。

クィーン [DVD]

クィーン [DVD]

2006年。ダイアナ元皇太子妃の事故死の最中にある当時のイギリス王室の舞台裏といえるものを描いた作品。監督はスティーヴン・フリアーズ、主演はヘレン・ミレン
→当時(1998年)、僕はまさにイギリスにいて、全国民が悲嘆にくれているのを目の当たりにしたが、王室ではこんなことになっていたんだな・・・。

原題:The Wind That Shakes the Barley
2006年のアイルランド・イギリス合作の映画。アイルランド独立戦争とその後のアイルランド内戦を背景に、英愛条約をめぐって対立することになる兄弟を描いた戦争映画。監督はケン・ローチ
→・・・切ない。

マイケル・コリンズ 特別編 [DVD]

マイケル・コリンズ 特別編 [DVD]

アイルランド独立運動家であるマイケル・コリンズの生涯を描いている。主演はリーアム・ニーソン、監督はニール・ジョーダンヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞した。
→上の「麦の穂をゆらす風」と同様のテーマ。僕は昔、ロンドンにあるアイリッシュパブのカウンターで隣になったアイルランド人に、イギリスとアイルランドでは、パブはどう違うの? などとアホな質問をしてしまい、「British pub is shit」という答えだった。

オレンジと太陽 [DVD]

オレンジと太陽 [DVD]

原題:Oranges and Sunshine
70年代までイギリスが行っていた“児童移民”の実態と悲劇を描いた感動の実話。ノッティンガムソーシャルワーカーとして働くマーガレットは、ある日見知らぬ女性・シャーロットに「自分が誰なのか調べてほしい」と訴えられる。ジム・ローチ監督作。
→最近になってようやく英豪政府が謝罪した、まだ現在進行形の問題。ケン・ローチの息子の処女作らしい。

あ、そういえばこんな本も読んだな

スパイにされた日本人―時の壁をこえて紡ぎなおされた父と娘の絆

スパイにされた日本人―時の壁をこえて紡ぎなおされた父と娘の絆

国家によって断ち切られた家族の絆を取り戻すための、理解と和解への長い旅路の物語。
→こんなこともあったのか・・・。この作者は、僕が住んでいたロンドンから北に1時間くらいの新興都市、ミルトンキーンズの街のデザインもやっていたとのこと。

興味の赴くまま借りていったら、気づけば、この4本+1冊は、全部ドキュメンタリーだった! 知らなかったことを知れるのはすごくいいけど、一つ一つがけっこう重たいんで、観た後の寝つきが悪いんだよね・・・。