土曜日の午前中、ママが出かけたので、僕と娘で留守番。
娘はリビングのテーブルでローマ字の宿題をやっていて、僕はキッチンで朝食の後片付けをしていた。
娘は宿題をやりながら、「なんでうまく書けないの!!」とイライラして鉛筆を投げたりし始めた。
かんしゃくを起こすのはいつものことで、今までは、「最初はほおっておいて、エスカレートしてきたら、強く諭して、やめさせる」だった。
今日もそんな感じかな、と様子を見ていたが、ふと、娘ももう9歳、ここはいっちょ始めてみるか。
娘はついに泣き叫び、モノを投げ、ヒステリー状態。
まずは、水を飲ませて落ち着かせる。
「あのさ、ここに〇〇(娘の名)の心があるとするでしょ」と紙に円を描いたりして説明。
「もしイライラが心に生まれてきたら、それには原因があるんだよ」
「その原因をなくそうと行動する大人と、何もしない大人、〇〇はどっちになりたい?」
「・・・何もしない! 一生イライラしたまま、大人になったらジサツする!」
「じゃ、〇〇はもうパパとママの子じゃないから、出ていきなさい」(強く)
「・・・」
「イライラした気持ちをそのままにすると、人を傷つけたりする犯罪者になるんだよ、〇〇がそんな大人になりたいんなら、もうパパとママの子じゃないね。」
「・・・」
「誰にでも、大人にだって、イライラすることはある。でもみんな、その原因を見つけて、行動して、解決していくんだ。それが大人になるってことだ。」
「〇〇は今何歳?」
「9歳」
「もう9年で18歳、あと2年で20歳でしょ。けっこうすぐに大人になるんだよ」
「まだ子どもでいいもん・・・」(小さい声で)
「今回のイライラの原因は何?」
「えーと、わからないよ」
「よく考えてごらんよ」
「・・・宿題がうまくいかないこと」
「じゃ、うまくいかないときは、どうすればいい?」
「・・・わかんないよ!!」
「大人になりたいんなら、考えなよ!」
「・・・うーん、あのね、お腹すいた・・・」
というわけで、頭を冷やすのもかねて、二人でコンビニまで行き、帰ってきて仲良くラーメンを作って、食べました(笑)。
そろそろ、こういう話もしていかなくちゃいけないんだと思います。
今までも、宇宙の話とか、動物とか、子どもが興味を持つことはどんどん説明してあげていたけど、肝心な「心」の話は、面と向かってしたことはなかった。
これから、子育て第2章が始まると思うと、ワクワクします。
第2章は、思春期を超えるまでかな?