週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

本場以外のIPAベスト3

最近飲んだ、IPA 勝手にベスト3。
しかも、イギリス・アメリカ以外。要するに「本場」以外でもこれだけうまい。
ちなみにIPAはインディアペールエールの略で、イギリスからのインド輸送に耐えられるすっぱいビールが発祥。ここ2,3年の、世界的なクラフトビールブームの中で、最も人気があるスタイル。イギリスでは伝統的IPAは4%くらいなど、度数も低めだが、世界では使うホップも香りが強め、ホップ投入回数も増え、おまけに度数も高めと、とにかく過激なほうにシフトしていっている。


3rd Suruga Bay Imperial IPA(7.8%,IBU 90)from BairdBrewing(Japan)
定番といえば定番ですけどね。アメリカ系とも言えるし。でも、瓶内発酵、ダブルIPAってツボをしっかり押さえていて。瓶の口に、中に一緒に入っていた酵母のカスがこびりついているの、見えるかな?
◆オフィシャル情報→http://bairdbeer.com/en/bairdbeer/year-round-beers



2nd Vuur & Vlam(6%,EBU 63)from Brouwerij de Molen(Netherlands)
「デ・モーレン」社の「ブアー&ブラム」と読むらしい。オランダ? とびっくりして買ってしまった。ホップはガレーナ、カスケード、シヌック、シムコー、アマリロ使用と書いてある。味ももちろん良かったが、オランダという意外性と、ラベルの左上、Vuurの下に書いてあるIPA-ish(IPA風)っていう奥ゆかしさに驚いて、2位に入れておきます。
◆オフィシャル情報→http://www.brouwerijdemolen.nl/



1st 2Late Imperial IPA (9.5%, IBU 90) from Brewfist(Italy)
クラフトビール率急上昇中のこの国で、スタイルも度数も味も度肝を抜くこの1本。値段も330mlで約600円と高めだったが、この味ならまあいいや。Surugabayのように酵母は残らなかったが、無濾過のようで、けっこう濁っていた。ホームページ見ると、他の銘柄もラベルデザインも過激。イタリア版BrewDogですな。
◆オフィシャル情報→http://www.brewfist.com/index/it/birra/show/2late.html

そして2ndと1stの輸入元はウィスク・イー(http://www.whisk-e.co.jp/product/craftbreweries.html)だが、ナガノトレーディング(http://www.naganotrading.com/)とか、最近、新しいビールを見つけてきて輸入してくれる方々のスピリットに感謝! そういう方々のおかげで、ビール後進国の日本でも、世界のビール業界の潮流にはついていっている。