先週末、前から行きたかった、池袋の古代オリエント博物館に行ってきたけど、予想外に良かった! サンシャインシティっていうと、高校の頃からなじみがあるが、水族館とかナンジャタウンに目を奪われて、この博物館の存在を知らなかった。
サンシャインシティの一番奥の上、文化会館7F。入場料は常設展は500円だが、今日は特別展だったので、800円だった。サンシャインカードを持っていれば本人無料、同伴者半額。もちろん中に入ったら撮影禁止。中は、以下のようなカテゴリに分かれていた。
展示構成(オフィシャルサイトより)
・古代エジプト:神像、死者の書、ミイラマスク、ツタンカーメンのミイラ(複製)、壁画墓の復元
・西アジア:メソポタミアの印章、神像、ペルシアの銀器、ペルシア絨毯
・地中海世界:ギリシア陶器、ガラス香油瓶、古代ローマのフレスコ画
・南アジア:彩文土器、ガンダーラ彫刻、銀製舎利容器
・東アジア:中国の鏡、銀器、仏像、和鏡。
説明を読みながらじっくり回ると2時間はかかる広さ。興味がない人なら20分くらいでざっと見れてしまうが、自分は3周も回ってしまった。いろんな発見があったが、主に3つかな。
1 1世紀のガラスのコップを見たが、2000年前にこんな技術があったとは。1842年にチェコのピルゼンで、きれいな色のピルスナービールが誕生したときは、ボヘミアングラスの技術がその普及を助けたといわれている。だが、すでに1世紀から、人々はお酒の色をけっこう楽しめていたのだ。聞くと、ガラスの技術自体は紀元前4000年くらいからなのだそう。
2 印章、といっても、今日のハンコとは違い、側面に模様のついた棒状のものを、粘土の上で転がすと柄がつく、という方式のもの。「これはどうやって使っていたんですか」と聞くと、シルクロードなど、モノを運搬するとき、たとえばカメの口を紐で縛った結び目に、印章を押した粘土等をつけたのだそうだ。つまり途中で誰も開けることができないように、カギ代わり。ハンコってそういうふうに使われていたんだな。
3 エジプト・ルクソールのツタンカーメンの墓には行ったことがあるが、ミイラは初めて見た(複製だけど)。
◆古代オリエント博物館→http://aom-tokyo.com/index.html
1978年からあり、企業の協賛なしに、国の補助金だけで研究と展示両方行っているのだという。入場料だけでやっていける博物館はそうそうないのだそうだ。僕みたいにやたらと聞きたがる人にも、博物館(研究所)の人はていねいに教えてくれた。
学生とかの若者が多い、池袋の片隅で、こんなに骨太な博物館が35年も続いていると知り、何かトクした気分だった。今度は常設展とか、夏休みの子どもイベントに行ってみたい。
もう一つ念願の、Camdenへ。東口ビックカメラの先の、1Fが喫茶店の2Fにある。入口の看板は割とふつうなのだが・・・
中に入ると、Brewdog色がすごい! ボトルは全種類、ドラフトは定番のPunk IPAが。定番→5AM Saint→Hardcore IPAの順にいただく。こんな形のグラスで出てくるんだな。
食べ物は、ハンバーガーが売りなのだが、シメサバのFish&Chipsを頼んでみた。こんな和洋折衷は斬新すぎる。新進気鋭のビールにぴったり。
◆Beer Pub Camden→http://beerpubcamden.com/east/
西口店もあるが、2015年春にBrewdogBrewery公認の店が六本木にできるそうで、その開店にも関わっているそうだ。
I must go there!