週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

Discover池袋

先週末、前から行きたかった、池袋の古代オリエント博物館に行ってきたけど、予想外に良かった! サンシャインシティっていうと、高校の頃からなじみがあるが、水族館とかナンジャタウンに目を奪われて、この博物館の存在を知らなかった。


サンシャインシティの一番奥の上、文化会館7F。入場料は常設展は500円だが、今日は特別展だったので、800円だった。サンシャインカードを持っていれば本人無料、同伴者半額。もちろん中に入ったら撮影禁止。中は、以下のようなカテゴリに分かれていた。
展示構成(オフィシャルサイトより)
古代エジプト:神像、死者の書、ミイラマスク、ツタンカーメンのミイラ(複製)、壁画墓の復元
西アジアメソポタミアの印章、神像、ペルシアの銀器、ペルシア絨毯
地中海世界ギリシア陶器、ガラス香油瓶、古代ローマフレスコ画
・南アジア:彩文土器、ガンダーラ彫刻、銀製舎利容器
・東アジア:中国の鏡、銀器、仏像、和鏡。
 
説明を読みながらじっくり回ると2時間はかかる広さ。興味がない人なら20分くらいでざっと見れてしまうが、自分は3周も回ってしまった。いろんな発見があったが、主に3つかな。

1 1世紀のガラスのコップを見たが、2000年前にこんな技術があったとは。1842年にチェコピルゼンで、きれいな色のピルスナービールが誕生したときは、ボヘミアングラスの技術がその普及を助けたといわれている。だが、すでに1世紀から、人々はお酒の色をけっこう楽しめていたのだ。聞くと、ガラスの技術自体は紀元前4000年くらいからなのだそう。

2 印章、といっても、今日のハンコとは違い、側面に模様のついた棒状のものを、粘土の上で転がすと柄がつく、という方式のもの。「これはどうやって使っていたんですか」と聞くと、シルクロードなど、モノを運搬するとき、たとえばカメの口を紐で縛った結び目に、印章を押した粘土等をつけたのだそうだ。つまり途中で誰も開けることができないように、カギ代わり。ハンコってそういうふうに使われていたんだな。

3 エジプト・ルクソールツタンカーメンの墓には行ったことがあるが、ミイラは初めて見た(複製だけど)。

古代オリエント博物館http://aom-tokyo.com/index.html
1978年からあり、企業の協賛なしに、国の補助金だけで研究と展示両方行っているのだという。入場料だけでやっていける博物館はそうそうないのだそうだ。僕みたいにやたらと聞きたがる人にも、博物館(研究所)の人はていねいに教えてくれた。

学生とかの若者が多い、池袋の片隅で、こんなに骨太な博物館が35年も続いていると知り、何かトクした気分だった。今度は常設展とか、夏休みの子どもイベントに行ってみたい。



もう一つ念願の、Camdenへ。東口ビックカメラの先の、1Fが喫茶店の2Fにある。入口の看板は割とふつうなのだが・・・


中に入ると、Brewdog色がすごい! ボトルは全種類、ドラフトは定番のPunk IPAが。定番→5AM Saint→Hardcore IPAの順にいただく。こんな形のグラスで出てくるんだな。

食べ物は、ハンバーガーが売りなのだが、シメサバのFish&Chipsを頼んでみた。こんな和洋折衷は斬新すぎる。新進気鋭のビールにぴったり。

Beer Pub Camdenhttp://beerpubcamden.com/east/
西口店もあるが、2015年春にBrewdogBrewery公認の店が六本木にできるそうで、その開店にも関わっているそうだ。
I must go there!