週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

挑戦し続ける心

今日は休みだったので、11時まで爆睡。最近仕事が繁忙期で、寝不足だったからな・・・。でも、これくらいはしないと、と幼稚園にお迎え。

園児たちが園庭に整列し、帰りの挨拶をしたあと、担任の先生が父母たちのところに駆け寄ってきて、今日の出来事や明日への連絡などをしてくれる。

僕は、あまり早く行くと、しゃべる人があまりいず、間がもたないので、いつもぎりぎりにいく。今日も着いて1分で、先生が駆け寄ってきて、
「今日は卒園式の練習を1時間くらいしました。」
「早く終わらないかなあ、このあと家族で新宿に行く予定だから、急いでほしいんだけどな・・」(心の声①)
「記念品を誰が代表でもらうかをみんなで話し合い、ほとんどみんなの名前が候補としてあがったのですが結局・・・」
「公園につながっている出口から出ると遊びたがって面倒だから、正門からさっさと出て・・・」(心の声②)
「・・・シライキョウハさんに決まりました」
「へ? うちの子でいいんですか?」(間抜けな肉声)
「・・・はい、人一倍がんばりやさんで、だれよりもやさしいので、みんなの推薦で決まったんですよ〜」
「あ、ありがとうございます」(涙声)
うちの子は、クラス18人で、いや学年36人で一番チビで運動神経もなく、ことあるごとにみんなの足をひっぱっていたんじゃないかと思う。そんなキョウハを、お友達はそんな目で見ていてくれていたなんて・・・。
気づくと、担任の先生もその横の園長先生も涙声で「本当に頑張りやさんですからね」と言ってくれている。
キョウハは、この小規模幼稚園で、本当にみんなに愛されたんだなあ。先生とお友達ひとりひとりに、お礼を言いたい気持ち。

これで、卒園式はバスタオル必須となってしまった。

さて、今日のお風呂で、「本当に、よかったね〜。せっかく選んでもらったんだから、ちゃんとやらなきゃね。」というと、キョウハは「なんだか緊張する」というので、自分が、中学の卒業式で答辞を読む役で、前日に緊張から熱を出し、でもせっかくみんなに選んでもらったんだからと当日なんとかこなしたことを話した。すると、「・・・そうか、なんでもチャレンジしなくちゃダメってことだよね」と、今までのなかで、一番いい顔で笑った。

最近、手作業とかがうまくできなくて癇癪を起こした時は、一回はすごく怒って、そのあと、優しく「最初からうまく出来る人はいないんだよ。チャレンジすれば、できるようになるんだよ。」と言い続けていた。

それは、自分たち新米の親にも言えること。教育に王道はない。何でも、どんどんやってみるしかない。

運動会のリレーが遅くて不安だと言うので、近所のグランドで、二人で何回もぐるぐる回って練習した。体操の跳び箱が苦手なので、夫婦が代わる代わる馬になって、リビングで猛特訓をした(階下の人から文句が来たが・・・)。何も、全部を一緒にやってあげる必要はないけれど、「かわいそう」とか「できなくてもいいんじゃない?」で流すのではなく、とにかく挑戦する心だけはずっと持ち続けて欲しいし、そう言い続けるつもりです。

それにしても、ホント親って基本が馬鹿ですね。その代表に決まっただけで、夫婦ともども1日盛り上がれるなんて・・・。