キョウハの幼稚園の夏休みが始まるときに、ある試みをスタートさせた。それが3日坊主だったら恥ずかしいので今まで書かなかったけど、今日までの1ヶ月続いているから、そろそろ書いてもいいんじゃないかな。
そうです、「交換日記」です。
目的はいろいろ。一緒にいる時間が短いので、昼間何をしたか知りたい。字を書くことに興味や喜びを見出してほしい。人から返事がもらえるわくわく感を知ってほしい。などなど。
7月中旬の日曜日、文房具屋に行ったときに「あ、そうだ、キョウハ交換日記やろうよ!」とノートを選ばせ、その日の1ページ目は一緒に書いた。日付と出来事を簡単に書くだけだ。
初日は「7月24日 きょうはようふくをかったよ」
そして、1ヶ月たった今、「8月26日 すごくあめがふった」
と、内容は大して進歩していないが、字はめきめきと上達した。というより、最初のほうは、お手本を見ていい加減に書いていたが、だんだんちゃんと伝えたいと思ってきたのか、手本をちゃんと見て、1字1字丁寧に書くようになっていった。字に加えて、絵を書き添えるのも楽しいようだ。見開きで、左側に日付と文、右側に絵、というスタイルがすっかり定着した。
パパからの返事は、仕事から帰宅して夕ごはんを食べた後、寝顔を見ながら妻から話を聞きながら書いた。最初は「どんな服だったか、見せてくださいね」など、まるで学校の先生のようにガチガチだったが、だんだんと、「たくさんぬれちゃったみたいだね。あめがふったときパパはでんしゃにのっていたからぬれなかったよ」など、力が抜けてきた。お説教じみたものではなくて、こちらの思っていることややったことも伝えていく、双方向なものにしようと思った。
この1ヶ月、予想以上の効果があり、キョウハも、夏休みの昼間はママ(ツマ)としか触れていないのに、「パパ大好き!」を連呼するようになった。週末になっても、平日何をしていたか知っているので、キョウハとの距離はゼンゼン広がらない。
夏休みの宿題を、父子ともども終わらせた気分。