・・・は、たくさんあるが、そんな中の一つ、Old Engine Oil
Scotland の Harviestounっていう小規模ブリュワリーが作っている。ここは柑橘系の香りがさわやかなペールエールBitter&Twistedで知られていて、この名前もヘンといえばヘンである。レモンをしぼった(Twist)ような、という意味。ほかには、やはりグレープフルーツのフレーバーといううたい文句のSCHIEHALLIONがあり、これは時々都内でもドラフトで飲める。
さて、この古いエンジンオイルって名の、超悪趣味な名の由来は、醸造者がフォードに勤めていたエンジニアだったからだそうだ。まあ、色とか質感は似ているから、気持ちは分からないではないけど、イメージってのをもう少し大切にしようよ・・・
しかし、味は、かつて日本でも飲めたOld Peculierを彷彿とさせる、芳醇なオールドエールのような味。(同社ではPorterとしているが)最初の口当たりからフィニッシュまで、どっしりとした濃いモルトと、フルーツティなホップの香りが広がり、口の中で深い余韻がいつまでも残る。要するに、イギリスでは珍しい「味わう」エールだ。
久しぶりに飲んだので、アップ。名前も愛嬌ってことで許そう。
それにしても・・・Old Peculier、入ってくるようにならないかな・・・一昨年醸造元を訪ねたときは、「今は母体が変わったばかりで醸造量が多くないが、そのうち輸出できるようにしたい」と言っていたが。Im waiting for it!!