週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

束の間のパブなシングルライフ

今日から夏季休暇に突入するが、3日前から一足先に妻子は実家に帰っているので、ここ3日は久しぶりのシングルライフだった。今から追っかけで妻の実家に行くけれど、その前につらつらと3日のことを書いてみます。

1日目
最寄り駅のスーパーで惣菜を買って家でテレビ見ながら食べる。食べながら、これじゃいつもと変わんないな、と明日は何かしようと思いながら寝る。一人だとなんかぐっすり寝られた(笑)


2日目
仕事早く上がれたので、前から行きたいと思っていた、高校の同級生がやっている阿佐ヶ谷のバーへ。1年位前にFacebookのコネクションサーチで見つけていたのだが、いきなり行ってびっくりさせようと、店のFacebookの地図を頼りに南口を出てどんどん歩く。たまたま七夕祭りをやっていて商店街はすんごい人だった。汗だらだらになりながら10分くらい歩くと、住宅街に入ってしまい、店なんかない。あれ、もう廃業しちゃったのかな、とFacebookに載っていた携帯番号に「小石川のバレー部だった白井ですけど」と電話しても「??あんまり思い出せないけど、今店はすいているし、来てね」という返事。教えてもらったように駅前に戻ると、ロータリーの一角といってよいほどの近さで、店はあった。
顔を見たら思い出したみたいで、卒業以来20年以上ぶりに会ったのに、話すと共通の知人の名前がぽんぽん出てくる。テレビに出てるやつ、自分の事務所を持ったやつ、など、みんなほとんど会わないけど、人づてに何となく知っていて、ゆる〜くつながっている。久しぶりに会っても、ふつうにしゃべって、あっさりまた! と言える。兄弟みたいなもんだな、同級生って。
そして、なんと彼女の旦那はイギリス人。確かにそのバーは5人も入ればぎゅうぎゅうのカウンターだけのバーだが、イギリス系エールのドラフトとボトル、それとコーニッシュパスティとかのイギリス系フードだった。僕のパブ本の話をすると「あれ? 私その本持っているよ」・・・って同級生って気づけよ!(笑)
cave
https://www.facebook.com/pages/Asagaya-Cave-%E9%98%BF%E4%BD%90%E3%83%B6%E8%B0%B7%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%B4/170103233042534


3日目
夜10時に新宿で仕事が上がった。仕事といっても、普段お世話になっている方々との飲み会。そこでもパブとかビールとかで盛り上がったこともあり、気分がのってきちゃったんで、今日もどこかへ、と中野で途中下車。急ぎ足でブロードウエイ沿いにあるアボッツチョイス中野店へ。

イギリスでの教え子Tが、もともと新宿店にいて、2ヶ月くらい前に新宿で会っているのだけど、ここ中野に異動になったというので、少し顔を見てやろうと思ったのだ。そもそも、新宿店で彼と会ったのもひょんなことで、もともと仕事で海外を飛びまわっている別の教え子Wが結婚したんで、お祝いで飲もうという話になって、渋谷か新宿あたりのパブがいいかな、という話をしていた。Tも合流させようと思って2日前に電話したら「今新宿のアボッツチョイスで働いているんですよ。あさってはちょうど休みなんで、アボッツチョイスで飲みませんか」となったのだ。

中野店は一度家族で来たときに、娘が特製カクテルを作ってもらったりして、店員がすごくいい印象がある。http://d.hatena.ne.jp/terryspub/20110521

金曜日なんで店内はほぼ満席だった。本人は今日は厨房係ということで、ずっとキッチンにいたので、カウンターの隅っこに陣取りながら、店長さんに、「Tはいいやつなんですけど、甘っちょろいところもあるんで、びしびしっと鍛えてやってください。ある程度のことを言えば、自分で考えてやるようになります」などとエラそうなことを言ってしまう。よなよなエールとパスタを食べ、帰ろうとすると、厨房にずっといて汗だらだらだったTが出てきて、忙しい時間帯なのにわざわざ地上まで出てきて見送ってくれた。「店長さんにもこれこれこういうふうに言っておいたけど、お前、ゆくゆくは店長やれるように、がんばれよ」彼は50メートル先の角を僕が曲がるまで、ずっと見送ってくれた。
Abbots Choice Nakano 
https://www.facebook.com/Abbots.Nakano


ビールとか店とかっていうはただのハードであって、人とのつながり、っていうのがやっぱり一番だよね。思いのほかパブなシングルライフになりました。