バレンタインデー前の日曜日、キョウハが「あ、パパ、私とママでしばらくキッチンを掃除するから見ないでね〜」と、なにやらごそごそやっている。2時間くらい奮闘した後、涼しい玄関のサイドボードに四角い缶を置いて、「パパ、あれはキッチンから出たくっさいゴミだから、見ないでね〜」はいはい。
14日の朝、本当はまだ眠たかったが、キョウハは朝に渡したいのだろうと、わざと、ベッドで「起きようかな〜!」と声を上げてみる。先に起きていたママとキョウハがそれを聞いて玄関まで走っていき、寝室に来て、「せ〜の、ハッピーバレンタイン♪」とキョウハが缶を差し出したとき、
ズルッ
っと手を滑らせて缶が傾いた・・・
「ああっ ♯×〇@&$・・・手が滑っちゃった〜(涙声)」
そこはたくましいママ、「食べやすくなってよかったじゃない」の言葉に、すぐに復活し、「そうだね、早く一緒に食べよ〜」
キッチン掃除の成果は、かわいいお菓子の家でした。どうりで、顔に油汚れならぬチョコがついていたわけだ。