今日は卒園式。
ついこないだ入園したと思ったら、もうこの日が来てしまいました。
朝、キョウハと約束したのは、修了証書と卒園記念品を受け取る時の返事を、大きくすること。「うん、大丈夫だよ」とは言っても、本番になったら緊張して、自信がないときによく出す、あのしょんぼりした声の「ハイ」になってしまうのではないかと心配。
まず修了証書は、みんなも声が出ていたせいか、「ハイ！」とホールに響き渡るくらい元気よかった。
もうそれだけで涙が。家ではこんな声聞いたことない。
そして、最も心配だった、卒園記念品を、クラスの代表で受け取るとき。
司会「それでは記念品の授与です。○○組の、シライキョウハちゃん」
「ハイ！」
と、1回目よりもさらに大きな声で返事。
堂々とみんなの前に進み出て、壇上に上がり、記念品を受け取った。
「がんばりやさん」とみんなに認めてもらって、選ばれた大役を、見事にこなしてくれた。
親も鼻高々。いろいろ心配させた分、最後はいい思いさせてくれたんだな。
涙で姿はよく見えなかったけど。
前に書いたと思うが、キョウハは、生まれつき筋肉ができにくい体質で、歩き出したのも2歳半からだし、幼稚園に入ると、周りとの体格差や運動能力の差がますますハッキリしてきた。でもそういう子が劣等感を持たないようにうまくやる気を出させようと持っていってくれた先生方に本当に感謝したい。幼稚園をどこにするか迷ったが、この1クラス18人で、1学年が2クラスという小規模幼稚園にして本当によかったと思う。父の日参観などに行くと、先生方全員がキョウハのことを知っていて、僕にも声をかけてくれる、そんなアットホームな雰囲気の中で、よい時間を過ごさせてもらったと思う。今日は理事長先生とも写真を撮っていただいたりして、園としても特別な思いで見守っていてくださったことが今日またよく分かった。
思えば、入園式の前日、道で自転車とぶつかって、顔にすり傷がある入学写真になった。そんな波乱はまだ序の口で
、年中のときに、運動会の練習中に転倒して顎が1センチくらい切れて3針縫う怪我を。そして、年長の運動会では、事前にリレーの特訓を一緒にして、何とかチームがビリにならないようにしたり、前日熱を出してハラハラさせたり。
そういう一つ一つの出来事を通して、親としての経験値を少しずつ上げていった。
これからますます、親子ともども楽しい「勉強」の日々です。
仲良しのお友達とギュッと。でもこの30分後、大げんかするんだけど（笑）
