帰ってきたので改めて書きます。
八ヶ岳の田舎道を走って、「あれ、道間違えたかな?」とあきらめかけた頃・・・田舎のアイリッシュパブそのもの! 現地と同様、2階が住まいだそうだ。地下にはパブ同様、セラーがあるとのこと。
内装は、ギネス色が強く、都心のアイリッシュパブみたい。それもそのはず、日本のアイリッシュパブの設計を良く手がける腕利きの設計士に、建物ごと設計してもらったという。ここは標高1000メートルなので、気圧の関係でギネスのヘッドが厚くなってしまうとのこと。アイリッシュパブではこの現象が起きる高地のパブはデンバーとここだけで、これを業界ではデンバーエフェクトというそうだ。
パブリカン吉塚さんは、8年前に「田舎暮らし」と「好きな仕事」両方を追い求めたというぜいたく者。毎年2月に1ヶ月休むことにしているそうで、休む前はギネスの樽を開けるために、常連さんたちが集結するとか。カウンターにいた常連さんたちも、気さくにいろいろ話してくれた。一人は名古屋からのやはり移住組だった。
8年もすると、現地パブのように、床にも味わいがあるすりきれが。
しかし、この丸い看板を、ここで見るとは・・・近くに泊まれる宿もあるということなので、次回は「デンバーエフェクトギネス」を飲めるかも?
→Irish pub BULL & BEAR
http://www.pub-bullbear.com/
その夜、昨日書いたとおり、地元タッチダウンビールのデュンケルを宿で賞味。デュンケルは下面発酵ということもあり、香りがあまり出ないことが多いが、このビールは違った。
次の日(今日)さっそく、ツマのありがたい許可を得、「清里の父」といわれるポールラッシュ博士の教え子さんが作ったという商業施設「萌木の村」内の「八ヶ岳ブルワリー」の併設レストラン「ロック」へ
頼んで、地下の醸造施設を見学させていただく。2000リットル発酵タンクが4つに、4000リットルの貯蔵タンクが10個くらいと、想像よりはるかに大規模だった。キリンビールの「ハートランド」などの生みの親・山田一巳さんがプロデュースしたビール。ご著書光文社新書「ビール職人、美味いビールを語る」も購入したのでこれから読もうと思う。あ、そうそう、八ヶ岳の水が硬水なので、濃色ビールの醸造に向いているのだそうだ。醸造ご担当の方、突然のお願いにも関わらず、いろいろ教えてくださりありがとうございます!
レストラン内には「Do your best and it must be first class」(最善を尽くせ!一流であれ!)というポールラッシュ博士の言葉が表示されている。ここのカレーがオススメ。
そんなこんなで、1泊だけの八ヶ岳飲み歩き(見歩き?)終了。ふう、車だから飲まないのはつらかったー!
→ブルーパブレストラン ロック
http://www.moeginomura.co.jp/ROCK/