週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

帰国しました

無事に戻りました。詳しくはホームページにアップしていきますが、今回総じて思ったことは2つ。

1 同じブランドでも、ケグビアよりもリアルエールのほうがうまい。
ロンドンプライド、アボットエール、ジョンスミスなど、日本で飲めるドラフトをいろいろ試したが、どれもリアルエールのほうが、香り、モルトの味などすべての面においてブルワーの意図がストレートに伝わってくる。ガスを入れるケグビアが、いかに味のキャラクターを殺してしまうのかを改めて実感した。

2 カントリーパブだけでなく、「ロンドンパブ」も奥が深い。
今回は、田舎だけでなく、ロンドンのパブを有名・無名問わず尋ねた。何気ないパブに入っても、聞いてみるとリステッドビルディング(保護されるべき歴史的建造物)ということがある。昔はコーチングインだったとか、ジンパレスだったとか、聞いてみるとどのパブも独自の来歴を持っていることが多い。かと思うと、絶対に100年以上は使っているだろうカウンターの店に尋ねると、まだ20年前にできたばかりで、パブの前はかつてはガレージだったりする。つまり古いカウンターやテーブルはイミテーションだ。

 不況で、外食の需要も減ったし、禁煙もされたしで、イギリス人にとっては、パブはすでに文化的にも市場的にも斜陽産業と言えるのかもしれない。でも、われわれ外国人・旅行者にとっては、歴史を感じたり、人々とコミュニケーションを図れる場として、活用していきたい場であることに変わりはないと思う。