横浜に、日本のビール史の展覧会があると聞き、昨日行った。戦前と戦後では醸造量で言えば30倍も伸びたビール産業。ともすれば戦後の高度経済成長期とともに育ったことのほうが注目されがちだが、この展覧会は、戦前までのビール史に絞ったのが特徴的。焼けてしまった資料も多い中で、よくもこれだけ、と集まっていた。しかも学芸員自らの企画のためか、展示が非常に分かりやすかった。横浜の外国人が始め、小規模なビール会社が生まれては消え、大日本麦酒という大会社ができるまでの流れを知りたい人にはぜひオススメ。「日本のビール−横浜発国民飲料へ−」神奈川県立歴史博物館にて9月10日まで開催。