週末はWan・Can・Run!

イギリスのパブ・ビールにはまって本まで出してしまったが、娘が生まれてからは、飲みに行くとツマの冷たい視線が来るようになり・・・娘がパパから離れていく頃、念願のワンを迎えて、リュックに缶ビールを忍ばせて週末あちこち散歩の日々。イギリスを始めとするパブ情報のWebページはhttp://terryspub.nobody.jp/に引っ越し、休眠中。イギリスでのパブ旅については、こっちのほうに仮にアップしています。https://terryspub2009uk.hatenablog.com

前回のリベンジとして一つ奥の景信山へ。結局最後は走るんか~い

さあ、今日は前回のリベンジ。目標は、

①休憩時間を短くして、なるべくコースタイムに近づける。

②早めに行動して、気持ちに余裕を持って楽しむ。

前回は、高尾山方面から小仏城山・小仏峠経由で赤い矢印のように行った。今回は、奥高尾の一つ奥、景信山(かげのぶやま)を目指そうと思ったが、青の最短ルートを往復するか、帰りは黄色の、小仏峠を経由する迂回ルートを通るか、迷っていた。
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朝10:30、前回息切らして駆け込んだ小仏バス停に到着。今回は、前回と逆、高尾山駅北口から10分位乗ってきた。昨夜立てた予定だと、ここに9:00くらいに着いているはずだったのだが、、、嗚呼、まだまだ山の男になっていないな(ってなる気なの?)

ここは京王バスの終点。トイレもある。後ろに見えるのは中央自動車道。そういえば、バス停の隣にビールが飲める場所がある、とネットで見て知っていたのだが、前回は時間が遅かったので、ビールのビの字もなかった。今回はあるかなあ、とバス停のとなりを見ると、、、ビールののぼりや、メニューの看板が出てきて、ワゴン車を使ってビール販売している人がいた! 「すみませーん、何時までやっていますか」「15:00くらいには閉めちゃいます。」「下山したら、ここに来ます」「あ、じゃ、先にスタンプを押したカードを渡しますね。」と飲む前にお店のカードとスタンプまでいただいてしまった。よし、今日は、絶対にここで帰りに飲むぞ! 

 それまでは「こないだの17:30よりは早くバス停に帰ってこれればいいや」と思っていたけど・・・僕にとってビールは、太陽が東から登って西に沈むくらい、ゆるぎない存在(何のこっちゃ?)


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相模湖まで7kmってとこ。もちろん、その前には「小仏トンネル」があるのだが。
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バス停から15分ほど道路を行くと登山口が。いきなり急な階段が5分ほど続く。ここから山頂までのコースタイムは60分。今回は、前回と違い、休憩を短くとり、リュックを下ろさなかった。こまめに水を飲み、呼吸をなるべく深くしながら登った。果たして、、、

登山道はこんな感じです。木の根っことの戦い。

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頂上に着いたのは70分後。今回は、ほぼコースタイム通り!  

うれしくて、またもや頂上にいた他の人に写真をお願いしてしまった。そのときに、山から見える景色の話とかいろいろ聞けた。自撮り棒、次から必要ないな。むしろ写真を撮ってもらうことがきっかけで、いろいろと話せるようになる。

ついでに書くと、山では「こんにちは」と声をかけると100%返事が返ってくるが、僕は、挨拶だけではなくなるべく目を合わせて笑おうと思っている。欧米式。元騎馬民族は、すれ違う時に、お互いに敵ではないことを示すためににっこりと微笑み合う。その風習が残っていて、欧米の人は、すれ違う時に会釈ではなく、微笑み合うのだが、山ではそれをやったほうが断然気持ちいい。それがきっかけで「あとどのくらいで頂上なんですかね」などと話をすることもできる。

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景信山は、東京都八王子市神奈川県相模原市との境の標高727mの北条氏照重臣横地景信が守護していた場所というのが名前の由来らしい。そうだよね、どう考えても人名だよね、これ。

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そして、この山はなんと、鬼滅の刃の霞柱 時透無一郎の出身地という設定らしい。グッズが売られ、「聖地巡礼」目的っぽい人もいた。
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ここでも「なめこ汁」が名物みたいなので、普段は食べないが、食べてみたら、ウマい! みそ仕立て。350円。そして、念願の「山頂でプシュ」こんな晴れた日に似つかわしい、ドイツのヴァイツェン
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運よく富士山も見えた。待ってろよ!

さて、行きの坂がけっこうきつく、道も少しぬかるんでいて、下りで転ぶ人もいたので、帰りは小仏峠経由の、傾斜がきつくない迂回コースにしようと何となく思っていた。ここで、時計を見ると13:20。あのビール屋は15:00までというから、14:30までには着いていたい。迂回コースだとコースタイムが70分、来た道を戻ると40分。前回トルストイの民話を思い浮かべながら最後に走る羽目になったトラウマがあり、ここは少しでも早く着けるように、と来た道を戻ることを選択。登山用語でこれをピストンというそうだ。

下りはやはりきつかったが、そこはトレッキングシューズが頑張ってくれて、転ばずに降りてこられた。前回同様、右ひざが少し痛かったが、前回ほどではない。ずかずかと下ると膝に負担がかかってしまうので、5~10分に一度は立ち休みをして、登山口に戻ってきた。コースタイム40分に対して、60分。うん、悪くないだろう(ぺこぱ、か!)予定通り、14:30頃にビール屋に着きそうだ。気持ちがせいて、今回も、前回はバスの時間に間に合わせるために棒のような足を競歩のように前に前に出して走った道を、やはり今日も少し走ってしまう(笑)(宿命か、これは←いやアンタが勝手に走っているだけでしょ)

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見えてきた~ 燦然と輝くビールののぼり!!
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ふむふむ、値段も良心的だなあと看板見ていたら、なんと、お店の方が、店じまいを始めている!
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慌てて、「今朝お話しした者でーす、1杯だけお願いします!」

そして、ふたたび、「下山後のプシュ」たまりませんな~ こういう楽しみがあるから、山っていいんですよね。(お前は飲めればなんでもいいんだろ?) 他のお客さんも来て、その方は富士山に日帰りで登ったことがあるそうだ。「富士山は登る山じゃなくて、見る山だね。ここ界隈の山に何回登ったところで、あのきつさには到底及ばない」

え?? 今日、そこそこいい時間で山頂往復をこなして上機嫌だった僕に、きつーい一発をお見舞いしてくれました。ちゃんちゃん♪

■ビール屋さんのブログです。営業しているかはここでチェックしてほしいとのこと。

takaonodebeer.blog.fc2.com

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帰りの京王線高尾駅から。はっきりと特定はできないが、遠くに見えるのが小仏城山と景信山のはず。次はいよいよ陣場山かなあ? それまでにトレッキングポール買って、その練習もしたいなあ。